高齢者【リフォーム】<ポイント④>コンパクトな住まいにシンプルに暮らそう~住まいの改修ガイドラインより④~

公開日:2019年4月17日|更新日:2020年2月12日

家族皆で暮らしていた時代から、少人数のシニア家族へ移行したのに、家の広さも暮らし方も以前のまま?
お気に入りのコーナーに座ったまま、手を伸ばすだけで必要なモノすべてに手が届く。動き回ることが億劫になってきたら、そんな楽ちんな暮らしをしたいですね。シニア世代に見合った安心・安全で快適な暮らしが送れるように、コンパクトな住まいに手直しして、シンプルに暮らしましょう。

目次

持ち物を減らして身軽になろう

一般的には40代の家族が最も所持品を必要とすると言われていますが、実際には40代を過ぎてもその所持品を手放さず、逆に増え続けるケースが多いのではないでしょうか?所持品を見直して不要なものは処分し、モノに振り回されない生活・適度なモノに囲まれた暮らしをすれば、気持ちにゆとりが生まれて本当に大切なことに集中できます。
とはいえ、所持品を処分することは大変なことです。どのようにして所持品を見直せばよいか、視点を変えて、収納から考えてみましょう。
自宅の収納スペースを適切な大きさにして、それ以上の所持品を持たない、という考え方はどうでしょうか。住まいに必要な収納は床面積の15~20%と言われています。6畳間に一間分の押入、あるいは8畳間に一間半分の押入が目安です。適切な大きさの収納にしまい切れなければ「モノが多すぎる」ということになります。

動線を考えた動きやすい住まい

コンパクトでシンプルに暮らすためには、動きやすい住まいにすることが大切です。動きやすくするためには、どのように工夫すればよいでしょうか?
人が移動する時の動きを線で表したものを動線と言いますが、この動線が短ければ無駄な動きは少なくなり、機能性や居住性は高くなります。日常生活の一連の動きを表した生活動線や調理や掃除などの家事作業の動きを表した家事動線。それら動線が交差せずに、長くなり過ぎない様に工夫することが、動きやすい住まいづくりの基本です。家事動線を考えて収納場所を工夫することによって、家事作業は大幅に楽になります。日常生活の動きもできるだけシンプルで長くならないように、生活動線を考えた間取りにすることも暮らしやすさの基本の一つです。
一連の家事作業も普段過ごしている空間もコンパクトにまとまっていれば、生活動線も家事動線も短くなります。コンパクトな住まいは動線が短く、動きやすい住まいといえます。

上下移動をなくした負担の少ない住まい

上ったり下ったりの動作はとても負担の掛かるもの。できるだけこの動作を少なくする事が暮らしやすさのポイントです。寝室と水回りが別の階にある場合、寒い冬の夜でも薄着のまま階段の上り下りをしてトイレやお風呂へ行くことになります。日常生活や家事作業の一連の動きの中で上下移動をできるだけ少なくすることが快適に暮らすためには大切です。家族の人数が減って広い住まいがいらなくなった場合には、日常的に使うリビング、寝室や水回りなどを1階にまとめて、負担の大きい上下移動を少なくしましょう。
コンパクトで負担の少ない住まいへ建て替えてしまう方法もありますし、家をダウンサイジングするリフォーム「減築」で、使わない部屋や2階部分を取り除き、住まいのコンパクト化を図るのも一つの方法です。
減築によって新しい空間が生まれたら、通風や採光も良くなり、環境の改善にも繋がるかも知れません。さらには、生まれた空間を利用してガーデニングや家庭菜園を楽しむ。そんな新しい展開で暮らしに彩を添えられたら楽しいですね。

より詳しい内容は、リフォーム評価ナビの「コンパクトな住まいにシンプルに暮らそう」をご覧ください。

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