高齢者【リフォーム】<ポイント①>夏でも冬でも快適住まいで元気に長生き~住まいの改修ガイドラインより①~

公開日:2019年4月15日|更新日:2020年2月12日

暑さ寒さに対する感覚は年齢とともに鈍くなります。夏の暑さ、冬の寒さを少々ならと我慢したり、過酷な室温であることに気付かないでいると身体に大変な負担がかかり、熱中症やヒートショックを引き起こす恐れがあります。高齢者にとり「我慢は美徳」ではなく「我慢は危険」なのです。暑すぎず寒すぎない快適な住まいは、高齢者の健康に良い影響を促し、生活の質も向上します。元気で長生きを目指し住まいの環境を見直しましょう。

目次

高齢者の大敵は夏の暑さと冬の寒さ

冬場、暖かい室内からお風呂やトイレに行くとき寒さで凍えることはありせんか?
いくら寒くてもお風呂やトイレに行くのをやめるわけにはいきません。真冬の深夜にトイレに立つ時、暖められた寝具の中と寒い廊下やトイレで体感する温度差は20℃近くにもなります。急激な体感温度の変化は血圧を大きく変動させ、身体に悪影響を与えます。これをヒートショックと言い、深刻な場合は脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こす危険もあります。家庭内では浴室やトイレで発生することが多く、そのほとんどが高齢者であることもわかっています。高齢になると心身機能が低下し、寒さへの適応能力が下がるからです。
ヒートショックを防ぐには住まいの中の温度差を小さくすることが必要です。廊下や水回りにも冷暖房を設置したり、住まいの断熱性能を上げることで防ぎましょう。
また、暑い夏にも注意が必要です。近年の地球温暖化の影響で夏の気温が上昇していることから、高齢者の熱中症が増加しています。高齢者の場合、屋外に比べ住宅での発生が半数を超えています。断熱リフォームは夏の強い日差しによる室内の温度上昇を抑え、熱中症の予防にもつながります。室内の保温効果も高まるので冷暖房の効きも良くなります。エアコンの風が苦手な方も弱風設定にして心地よく利用しましょう。

快適生活、できるところから始めましょう

快適な住まいでは気分も着ている服装も軽くなり、家事や体を動かすことが億劫でなくなります。断熱リフォームや冷暖房などで住まいの温度を快適に保つことは、いつまでも元気に暮らすためにとても大切なことなのです。
「断熱リフォーム」には全面改修と部分改修があります。予算や工期などの条件を考慮して、できるところから快適な生活を目指しましょう。

自動制御付空調でらくらく快適

住まいの断熱性能が良くなると冷暖房を使う頻度や温度設定が抑えられ、光熱費が安くなり省エネ効果も得られます。しかし、真夏や真冬、梅雨時の温度、湿度の調整は冷暖房に頼り、身体への負担を軽くしたいものです。
高齢になると暑さ寒さの感覚が鈍くなり、冷暖房のオン、オフのタイミングや快適に感じる温度、湿度の設定がわかりにくくなることがあります。冷暖房を含む空調設備機器は自動的に室内を快適に保つ機能(自動制御機能)の付いた機種を選びましょう。あらかじめ快適な環境を設定しておくと、センサーで人の動きや室内の温度、湿度などを感知し自動的に最適な環境を作ります。その都度自分で温度調整や換気などをする必要がないので、たとえ認知機能や身体機能が低下して自分で動くことができなくても、室内の快適性が保たれ、さらにはヒートショックや熱中症など、身体へおよぶ危険を回避できることになります。
今は必要性を感じていなくても「備えあれば憂いなし」です。住み慣れた住まいを快適にして、元気に長生きを目指しましょう。

より詳しい内容は、リフォーム評価ナビの「夏でも冬でも快適住まいで元気に長生き」をご覧ください。

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