交通事故死者数3年連続過去最少。ヒートショックや転倒による事故は増加中。

令和元年中(2019年1月~12月)の交通事故死者数(事故発生から24時間以内に死亡)が3,215人(前年比-317人、-9.0%)で、3年連続で過去最少を更新しました。車の安全性能の向上や、歩道整備・運転免許対策などの交通安全対策が功を奏したことを踏まえ、高齢者の3大事故(転倒・窒息・ヒートショック)対策について考えましょう!

目次

交通事故死者数が3年連続過去最小に

警察庁は2020年1月6日、令和元年中(2019年1月~12月)の交通事故死者数を発表しました。発表によると全国の交通事故死者(事故発生から24時間以内に死亡)は3215人となり、警察庁が保有する1948年以降の統計で最少となりました。

内閣府では、2016年策定「第10次交通安全基本計画(2016m年策定)」において、2020年までに年間の死者数を2500人以下とする目標を掲げ対策を進めています。
特に、高齢者の事故死者数も減少(10年前マイナス約500人)していることは注目に値します。高齢化に伴い、高齢者人口が増加している中で高齢者の事故死者数が減っているということは、高齢者,障害者,子供等の交通弱者の安全を一層確保する「人優先」の交通安全施策や、車の安全性向上などが成果を挙げているといえるでしょう。

交通事故よりも多い3大事故:転倒・窒息・ヒートショックを防ぐ

消費者庁が「交通事故よりも多い3大事故」としている転倒・窒息・ヒートショックを防ぐためのポイントは、こちらの記事「みんなで防ごう高齢者の事故!消費者庁が注意喚起~転倒、窒息、ヒートショック~」で紹介していますので、ご参照ください。

特に冬季は、お餅による窒息事故、ヒートショックによる入浴事故が起こりやすい季節です。これらの事故を防ぐためには、高齢者本人だけでなく、周りで見守っている家族などの同居者も一緒になって取り組んでいきましょう。

参考リンク

警察庁 報道発表 2020.01.06
消費者庁 注意喚起情報 2019.12.18 

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